「主人公は全ての仲間と結婚できるようになっています」に同性婚が含まれないのは詐術ではない
まず上述の文言は任天堂公式ページ内の社長が訊く『ファイアーエムブレムif』の6ページ目の前田氏のコメント内で確認できる。
ただ、コメント全文(脚注を除く)は下記のようになり
今回の結婚システムは、前回(ファイアーエムブレム覚醒)のシステムを引き継いだ形式であると読み取れる。
なお、ファイアーエムブレム覚醒には同性婚は実装されていない。
ゲーム面でのアピールポイントになるんですが、今回も「結婚システム」を入れていまして、プレイヤーの分身であるマイユニットは、すべての仲間と結婚できるようになっています。
http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/bfwj/vol1/index.html
また、この回答文に続いて「(結婚システムについて)前作と変わったところはあるんですか?」と岩田社長から質問があるが、結婚相手の兵種になれる事のみ回答しており
「社長が訊く」の中では、前作との違いである同性婚の実装については全く触れられていない。
しかしながら、社長が訊く『ファイアーエムブレムif』のページ公開と、同性婚の実装についてのニュースが流れた時期が前後あるいは同時期になっており
「社長が訊く」より先に同性婚のニュースを読んでしまった人が誤解してしまう事はあり得ると思われる。
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社長が訊く|ニンテンドー3DS|Nintendo ・・・ 『ファイアーエムブレムif』のページは2015/06/24公開
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任天堂「ファイアーエムブレム」最新作で同性婚が可能に 「多様性を反映させたものであるべき」 - ITmedia ニュース ・・・ 2015/06/24 17:14公開
ただし、下記のニュースサイトに掲載されている任天堂本社の公式声明文の冒頭は、「2015年6月25日に日本で発売いたしました「ファイアーエムブレムif」には~」と、ゲームの発売が過去形で書かれている。
よって、同性婚の実装の声明文は2015/06/24に通達されたものであるが、その発表は、ゲーム本体の発売日(2015/06/25)以降を想定していたと読める。
よって、本来ユーザが情報を入手する順番は「社長が訊く」→「同性婚の実装」となる事が正しく、「社長が訊く」の公開時に「同性婚の実装」は未知の情報になるはずだったと考えられる。
そうすると、読者がまだ知りえない情報を、何の解説も無くインタビュー記事に載せるとは考えにくいため
「全ての仲間と結婚できる」は、「ファイアーエムブレム覚醒と同等である」の意味以上を含んではおらず、「すべての仲間と同性婚が可能」という意味にはなりえないため、詐術と断定することはできない。