子供が生まれなくとも攻略に支障は出ない
注意:本記事には検証が不十分なため、推測と伝聞で書かれている箇所が存在します。該当する箇所には「検証不十分」と記載します。加えて、後に文章の修正を行う可能性があります。
ファイアーエムブレムifでは、2つの大国が戦争中であり、ストーリーの序盤で、プレイヤーが主人公を、どちらの勢力に味方するか(白夜王国か暗夜王国か)を選択しなければならない。
DLCである第3のシナリオ(インビジブル・キングダム)を購入することで「どちらにも味方しない」という選択肢も選べるようになるが、まずはどちらかに味方するシナリオを購入しないと、DLCは購入できないようになっている。
そのため、この「白夜王国」と「暗夜王国」の2つのバージョンは、ポケモンの「X」と「Y」のようなバージョン違いとは異なり、どちらを選ぶかによってストーリー展開が大きく変わる。
加えて、経験値の割り振りや資金の使い方についても、異なる対応が必要になる(詳しくは上記のページの「白夜王国/暗夜王国」の部分を読んでいただきたい)。
しかし、この両バージョンと第3のシナリオにおいて、ストーリーに子世代のキャラクターが絡んでくることは一切無い。
子世代は戦闘に参加することが出来るだけであり
ストーリー上では親世代のキャラが全員独身で、子世代のキャラを一人も登場させなくても全く問題ないのである。
そうなると、「ゲームの攻略(戦闘)において子世代キャラの登場が必須であるか」の検証が必要になる。まずは、子世代のキャラを登場させることによるメリットを挙げる。
- 子世代のキャラ1人につき1マップ、戦闘ステージが増える
- 戦闘に使用できるキャラクターが増える
次に、それぞれのメリットが失われたときの不利益を考える。
1. 子世代のキャラ1人につき1マップ、戦闘ステージが増える
子世代のキャラを登場させると、そのキャラを仲間に引き入れるための戦闘ステージが発生する。戦闘ステージの勝利条件は様々だが、敵の数が多く、経験値や資金を稼ぐことが出来る。
このメリットが失われたときの不利益は、経験値と資金の入手機会が減ることである。この不利益は、経験値と資金が限られた中でストーリー進行する「暗夜王国」バージョンでは痛手となるが、後述するシステムを使うことによって挽回は可能と思われる。
2. 戦闘に使用できるキャラクターが増える
登場させた子世代のキャラが仲間入りすることはもちろんだが、1.の戦闘ステージには強力な敵キャラが居ることがあり、これを捕らえると、さらに仲間を増やすことが出来る。
また、子世代のキャラは基本的に、親世代のキャラより強く育ちやすいので、自軍をより強化できる。
このメリットが失われたときの不利益は、仲間の総数が減ること、強いキャラクターが得られないことである。
本作では、1つの戦闘ステージで出撃可能な人数がステージごとに異なるが、最大でも16人である。
仲間の数を減らすような戦闘をしていなければ(※)、親世代のキャラだけで十分に賄える人数なため、仲間の総数が減ることについては、たいした問題ではないと考えられる。※については後述する。
強いキャラクターが得られないことについても、後述するシステムを使うことによって挽回は可能と思われる。
上述1.および2.の不利益を挽回するシステムとは「フェニックスモード」である。
公式サイトのゲームシステムのページの「幅広い難易度設定」の項目を、ご確認いただきたい。
クラシックモードは、ファイアーエムブレムのシステムとして旧来から実装されているモードである。
これを選択してプレイしていると、戦闘ステージでHPが0になったキャラクターは死亡あるいは負傷して撤退という形になり、リセットしてステージをやり直さない限り、同じデータ上では2度と戦闘に参加できなくなる。
つまり、やり直しをしなければ仲間はどんどん減っていくことになる。
フェニックスモードとはクラシックモードの逆であり、キャラクターのHPが0になっても、まさしくゾンビ不死鳥のごとく次ターンで復活してくるモードである。
なお、フェニックスモードは本作で新たに追加されたモードである。
復活は次ターン開始時に自動的に行われ、下記のとおり基本的には不利益は無く、戦闘ステージの合間であればいつでも変更できる。
- HP全回復
- キャラクターが所持していたアイテムのロスト無し
- キャラクターが前ターンで入手した経験値のロスト無し
- 復活時にアイテム消費の必要無し
- 人数制限無し
- 回数制限無し
- 主人公であっても復活可能
- イベントシーンの変化や増減無し
- シナリオ全クリ時の報酬などに変化無し
不利益があるとすれば、フェニックスモード設定時は難易度を最低の「ノーマル」まで下げなければならないことである。
難易度は低くする方向にしか変えることができないため、同じデータ上では高い難易度に戻すことは出来なくなる。
このフェニックスモードを設定して戦闘を行えば、下記のように不利益の挽回が可能になる。
- 回復アイテムなどの消耗品の購入の必要が無いので、資金繰りが楽になる
- 育成不足のキャラを敵に単騎突撃させても死なない
- 弱いキャラであっても、敵のHPを1だけでも削れれば敵を倒せる
よって、フェニックスモードを設定することで、子世代を登場させなくてもゲーム攻略に支障は出なくなる。
注意:この結論は検証不十分であり、推測が含まれます。
私が全く育成せずにフェニックスモードでプレイした時は、敵のHP1すら削れなくなる様な成長をした親世代キャラが続出することはなかったが、運が悪かったり、育成方針によっては支障が出るかもしれない。
また、戦闘ステージの勝利条件を満たせないほどに、兵種を偏らせたりすることもなかったが、これも育成方針によっては支障が出るのかもしれない。
フェニックスモードでプレイしたことがある人の意見(特に支障が出たケース)を、いろいろ聞かせてもらえればと思う。
最後に、結婚したのに子世代のキャラが登場しなくなるケースについて記述する。
そのようなケースは下記の3つがある。
A. 主人公(♂)とゼロで同性婚した
B. 主人公(♀)とシャラで同性婚した
C. 主人公(♂)と汎用母親で異性婚した
A. 主人公(♂)とゼロで同性婚したケース
主人公の子供であるカンナ(♀)とエポニーヌが登場しなくなる。この二人を登場させるには、親2人とも異性婚(※)する必要がある。
※主人公(♂)の異性婚については注意が必要である。C.のケースで後述する。
B. 主人公(♀)とシャラで同性婚したケース
主人公の子供であるカンナ(♂)が登場しなくなる。登場させるには、主人公(♀)が異性婚する必要がある。
シャラについては結婚してもしなくても子供は登場しない。
C. 主人公(♂)と汎用母親で異性婚したケース
汎用母親とは、主人公以外の仲間同士での結婚が可能な女性キャラのことである。
親世代のキャラのうち、仲間同士での結婚が可能なキャラは、主人公を除いて男女同数になっているため
主人公(♂)が汎用母親と結婚すると、親世代の男性キャラが1人独身になり、そのキャラの子供が登場しなくなる。
自分の子供が生まれないという苦痛と同列に語ることは出来ないが、主人公(♂)を選択して汎用母親と結婚したいと希望しているプレイヤーにとっては
「子世代のキャラを1人あきらめる」か「結婚したい女性キャラを他の男性キャラと結婚させる」という選択をしなければならなくなる。
A.B.C.を総合して考えると、ゲーム攻略上で一番多く不利益を受けるのは、子供が2人登場しなくなる「A.主人公(♂)とゼロで同性婚をしたケース」となる。
加えて言えば、ゼロは資金繰りと経験値稼ぎに制限がある「暗夜王国」バージョンで登場するキャラクターであるため、不利益はより痛手になりやすい。
注意:以下の内容には伝聞と推測が含まれます。
ファイアーエムブレムifの発売直後、まだDLCの配信も始まっていない中、ゼロとの同性婚を目的に、暗夜王国バージョンを購入したというプレイヤー(主に腐女子の方々)は数多く居たが、「クリアできない!」とか「詰んだ!」という話は聞いたことが無い。
むしろ第3のシナリオの配信前にクリアし、高難易度での2週目プレイや、白夜王国も購入したという話が多かった。
また、子世代のキャラ1人の登場可否がゲーム攻略を左右するのであれば、結構な人数が居るであろう「C.主人公(♂)と汎用母親で異性婚するケース」のプレイヤーが、真っ先にクレームを出すのではないだろうか。
私が見聞きした中では、汎用母親を増やしてほしいという要望はあったが、ゲーム攻略に支障をきたしているという話は無かった。
シナリオクリア時に、独身か結婚しているかでエピローグのテキストが変わるので、全員独身プレイをしているという話はあった。
以上より、子世代のキャラの登場はメリットがあり、登場させないよりさせたほうが良いが
子世代のキャラが登場しないことにによって、ゲーム攻略に支障をきたすほどの不利益は発生しがたいものと考えられる。
もし発生するとしたら、何らかの縛りプレイ(高難易度とかクラシックモードとか)をしている場合だと思われる。
であれば、縛りプレイと性指向の両立は、ゲーム製作会社が叶えるべき事柄では無く、プレイヤーの努力によって達成すべきだと、私は考える。
(2015/09/08 追記)
フェニックスモードで育成しなかった場合の支障の例を挙げていただいたので、以下に追記していきます。
例(1) 離脱マップ(おまかせでクリアできない戦闘条件)で苦労するかも?
離脱マップとは、主人公がマップ上の特定のマスに到達する事でクリアとなるマップを指す。おまかせとは、自軍キャラクターの行動をAIに任せるモードを指す。
おまかせを使用することで、戦略を立てることが苦手な人も攻略しやすくなっているが、このモードには大きく2点のデメリットがある。
- 間近な敵の撃破を優先した行動しかせず、戦闘条件に合わせた行動をしてくれるわけではない。
- 竜脈や階段などのギミックが仕込まれているマスと、普通のマスの違いを認識してくれない
つまり上述の離脱マップのように、敵の撃破より優先しなければならない行動が必要であり、特定のマスを使用する必要があるマップでは、おまかせを使用することは悪手となってしまう。
ただしフェニックスモードであれば、単騎突出による死亡となっても次ターンで復帰するためゲームオーバーにはならず、他のモードに比べて攻略は楽になっている。
あとは、自分で戦闘条件を意識してキャラクターを動かすことができれば、時間は掛かるかもしれないが、攻略は可能と思われる。